医院名:川村耳鼻咽喉科クリニック 
住所:〒536-0001 大阪市城東区古市3丁目23-21 
電話番号:06-6939-8700

唾を飲み込むと喉が痛い(熱はない)

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喉が痛い、飲み込むと喉が痛いという方へ

風邪にかかった後、喉の痛みだけが長引いてなかなかなおらない、風邪にかかっているわけでものないの、食べ物を飲み込むときなどに喉の痛みがある、というようなことがあります。
そんなときは、喉のあたりに炎症がおこっていたり、鼻の奥に何か疾患があったりする可能性があります。またポリープや腫瘍などができていることもあります。
長引く喉の痛みにお困りの方は、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。

喉が痛い症状・原因

  • 何かを食べるときや、飲み物を飲むときに痛む、唾をのみこむと痛むなど、飲み込む動作をしたときの喉の痛み
  • 何もしないのに喉が痛む、喉がイガイガしたりヒリヒリしたりする感じがする、痛くて何も食べられないなど喉の痛みが常態化している
  • 声がかれたり、出にくい感じがする、声を出したり呼吸をすると痛いなど、声や呼吸時の痛み
  • 喉が乾燥している、喉に腫れを感じる、喉が使えた感じがするなど、喉の違和感

喉の痛みといっても、さまざまなタイプのものがありますが、上記のような痛みや違和感があるときは、喉やその周辺に何らかの疾患がおこっている可能性があります。一度耳鼻咽喉科を受診してください。

考えられる病気

アレルギー性鼻炎

花粉症(スギ花、シラカンバ、ブタクサなど)に代表される季節性のものと、ハウスダストやダニなど通年性のものがあるアレルギー性鼻炎ですが、鼻水やくしゃみなどに加えて、喉の痛みや咳などの症状がでることもあります。

治療方法

アレルギーをおこす元を日常生活から遠ざけるようにすることが一番の対策です。そのためパッチテストや血液中のIgE抗体検査などでアレルゲンの特定を行います。また抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの内服を行います。アレルゲンを徐々に体になれさせていく療法などを行うこともあります。

 

副鼻腔炎

風邪やインフルエンザによる炎症が副鼻腔までおよんだり、虫歯や歯周病が原因となって副鼻腔内に炎症がおこったりします。
鼻づまりや頬の奥の痛みなどがおこり、炎症による鼻水が喉の奥にたれてしまう後鼻漏がおこると、喉も炎症をおこしたり痛んだりすることがあります。

治療方法

耳鼻咽喉科ではネブライザーで副鼻腔内に薬の噴霧、点鼻薬を使用するほか、細菌感染が原因の場合は抗菌薬を使用します。また抗炎症薬などを処方することもあります。

 

扁桃炎

扁桃は喉の奥など数か所あるリンパ組織で、体内に細菌などが入り込まないように防御しする役割を果たしています。扁桃炎はこのうち主に喉の奥の両側に見える口蓋扁桃という組織が細菌やウイルスなどによって炎症をおこすものです。扁桃炎になると喉に赤みや腫れが生じ、喉が痛み、ひどい場合は食事もとりにくくなります。ときに扁桃の凹部に膿などが溜まって真っ白になることもあります。また多くの場合発熱をともないます。
放置すると、慢性化や、扁桃の周囲まで炎症が拡がり扁桃周囲炎や変装周囲膿瘍などに移行することもあるため、しっかりと治療することが必要です。

治療方法

喉の消毒とともに、細菌感染が原因の場合は、抗菌剤の内服や点滴を行います。ウイルス感染の場合は対称療法として抗炎症薬や解熱鎮痛薬などの内服を行います。
扁桃炎を何度もくりかえす習慣性扁桃炎になると、口蓋扁桃を切除する手術を検討することもあります。

声帯ポリープ・喉の腫瘍

声帯にできるポリープは喉の酷使による炎症が原因と言われています。そのため、喉をよく使う歌手やアナウンサー、俳優などに多い病気です。また喉に腫瘍などができることもあります。これらの疾患でも喉に痛みや、声が出にくい、声嗄れ(こえがれ)などの症状がおこり、異物感をともなうこともあります。

治療方法

声帯ポリープの場合は、声帯の使いすぎが主な原因ですので、できるだけ声を使わず安静にすることが大切です。治療としては、軽度の場合はネブライザーで喉に薬液を噴霧することが有効です。重症になるとポリープの切除手術を検討することになります。
また腫瘍の場合は、声帯検査検査によって腫瘍の種類を特定し、それに応じた治療を行うことになります。状態に応じて摘出手術を行うことになります。

声帯炎

声帯ポリープと同様、声を酷使したことによる炎症や、細菌、ウイルスによって声帯が炎症をおこした状態です。喉の痛み、声がれ、違和感などが主な症状です。

治療方法

喉の消毒をおこない、ネブライザーなどで喉に薬液を噴霧します。また抗炎症薬の内服などで治療します。

喉が痛いときにさけるべき食べ物

以下のような食べ物・飲み物は、症状を悪化させたり、回復を遅らせたりするため、できる限り避けましょう。
喉が炎症を起こしているときに食べたり飲んだりすると、刺激となってかえって悪化させてしまうような飲食物があります。喉が痛むときには以下のような食品や飲料はできるだけ避けましょう。

  • 唐辛子や辛子、わさびなどの香辛料、または香辛料を多く含む辛い食べ物
  • 酢や梅干し、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類のような酸っぱいもの
  • お酒類