医院名:川村耳鼻咽喉科クリニック 
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くしゃみが臭い原因と治し方

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くしゃみをすると、臭いにおいを感じることがあります。口の中の掃除不足や食べたものの臭いなどのこともありますが、何か原因となる疾患があることもあります。ここれでは、その原因と対策について考えてみます。

●くしゃみが臭う原因

口の中には、雑菌などが存在していて、寝起きや空腹痔には雑菌が増殖しやすい環境になります。また、緊張して喉が乾いたときなども同様です。雑菌が増えると口臭の原因となりますので、そんなときにくしゃみをすると臭いを感じることがあります。

そのほかでは、なにか口中や喉などに疾患があり、そのため臭いがすることもあります。

膿栓のにおい

喉にある扁桃は、侵入してきた細菌やウイルスを喉から奥へと入れないように防御しています。そのために扁桃には細菌などを取り込みやすいように細かい凹凸がたくさんあります。このへこんだ部分に死滅した細菌やウイルス、食べ物のカスなどが入り込んで白い塊になったものを膿栓といいます。これを潰すとたいへん臭い臭いがするため、俗に臭い玉などといわれることもあるほどです。膿栓はかってにとれてくしゃみとともに飛び出してくることもあります。

膿栓ができやすい人

膿栓は食後うがいや歯磨きなどをせず、口の中を不潔にしたままにしがちな人や、唾液の分泌が少なく口が渇きやすい人、扁桃炎にかかりやすい人に多いと言われています。

膿栓の予防方法

まずは、膿栓の原因となる細菌や食べ物の滓などが溜まらないよう、口中を清潔にすることが大切です。食後にお茶や白湯を飲んで食べカスをためないようにしたり、うがいや歯磨きをしたりなどが有効です。歯磨きは殺菌効果のあるものを選ぶとさらに効果的です。またマウスウォッシュなどを使うのも良いでしょう。ただし、口内にも適度な雑菌や粘液なども必要なため、うがい、歯磨きなども過度にならない程度にとどめましょう。
また、膿栓は口内が乾燥しているとできやすくなります。殺菌効果もある唾液が出やすい口内環境を作って、できるだけ乾燥しないように気をつけましょう。とくに有効なのは唾液腺マッサージで、顎関節のあたりや顎の下の部分など、押してみると唾液が分泌される感じがします。その部分を手のひらや親指などを使って優しくマッサージするようにしましょう。
なお、膿栓が見えているからといって無理矢理取ろうとするのは厳禁です。扁桃に傷がついてしまい、逆に膿栓ができやすくなってしまうこともあります。

マスクを長時間つけているとくしゃみが臭くなる?

マスクはたえず口と接触しているものです。とくに感染防止のためのマスクは肌と密着していることによって細菌やウイルスが入り込むことを防止していますので、口との密着度も高くなります。そのため、マスクの肌面には口からの唾液や化粧品などが付着し、さらにマスクをつけたままくしゃみなどをすることによって、口中から菌や膿なども飛び出しマスクに付着します。
そのため、汚れたままのマスクを付け続けることによって臭いがする場合もあります。使い捨てのマスクは最低でも11回取り替え、布マスクなども何枚か用意して毎日洗うようにしましょう。

●くしゃみの匂いを改善する方法

くしゃみをすると臭うときは、口中が不潔になっているサインかもしれません。歯磨きやうがいを適度におこなって、清潔さを保ち、唾液がでやすい環境を作って、口中を潤しておくことによって、口臭を抑えることができます。

なお、膿栓ができていたら、こまめにうがいをすることをお勧めします。

●においが治らない場合は副鼻腔炎や扁桃炎の可能性も

口内をきれいにして、潤いもあるのに臭いが続くときや、うがいなどを励行しても口内がべたついたり、唾液が足りず乾いていたりする場合は、以下のような疾患も考えられます。

副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔が炎症をおこし、鼻の中との通気が悪くなってしまった場合、内部で細菌やウイルスによる炎症がおこり、膿や老廃物が溜まってしまいます。そのことによって鼻汁やくしゃみなどが臭うことがあります。

副鼻腔炎の主な症状

副鼻腔炎になると、風邪でもないのにいつも鼻が詰まった感じがする、額や鼻の両脇などが痛む、粘り気のある黄色い鼻汁が出て臭い、くしゃみが臭いなどといった症状がおこります。とくにこういった症状が突然、複数同時におこった場合は、急性副鼻腔炎の可能性があります。悪化させたり、慢性化させたりしないよう早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
また、副鼻腔炎は細菌やウイルス感染だけではなくアレルギーなどでおこることもありますのでご注意ください。

治療方法

鼻汁の吸引、鼻の中の洗浄などの保存的療法のほか、ネブライザーによる副鼻腔への薬剤噴霧、消炎剤の服用などの薬物療法で対応します。また、細菌感染が考えられる場合は抗菌薬を処方することもあります。慢性化していて治りにくい場合や、鼻茸(鼻ポリープ)などができてしまって鼻腔と副鼻腔の通路が塞がっているケースなどでは、手術を検討することになります。

 

扁桃炎

水分補給をして唾液の分泌を促し、口腔環境を整えるように努めましょう。扁桃炎を起こすと、炎症をおこした扁桃の凹部に死滅した細菌などが溜まり、膿栓ができやすくなります。この膿栓は俗に臭い玉ともいわれるほど臭いもので、くしゃみなどが臭うことがあります。口内を清潔にし、うがいをまめにすることで臭いを抑えることができます。見えていても無理にとろうとすることは、扁桃を傷つけることになり逆効果です。

治療方法

うがい薬によって喉を消毒します。原因が細菌感染による場合は、抗菌薬の内服で対応します。またウイルスの場合は抗菌薬が効きませんので、抗炎症薬、解熱鎮痛薬などの対症療法で治まるのを待ちます。高熱が出ているケースなどでは、点滴による薬剤投与を行うこともあります。何度も扁桃炎をくりかえしてしまうようなケースでは、扁桃腺を切除する手術を検討することもあります。

くしゃみの臭いは鼻、喉、口内になんらかの異常が起こっていることが考えられます。風邪などが原因の場合には、症状の快癒とともに自然に治まることもありますので、様子見でもよいのですが、風邪が治ってもずっと臭いがとれない場合や、風邪などの原因に心当たりがないのに臭うような場合は、一度耳鼻咽喉科を受診してください。なお、臭いの原因が歯周病や虫歯の悪化によるケースもあります。心当たりがある場合は歯科を受診してください。