医院名:川村耳鼻咽喉科クリニック 
住所:〒536-0001 大阪市城東区古市3丁目23-21 
電話番号:06-6939-8700

鼻の中が臭い・鼻水が臭い

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●鼻が臭い・鼻から変な臭いがする

鼻の中で何かいつもと違ういやな臭いがする、鼻水が臭いといった症状は、副鼻腔炎など鼻におこった何らかの疾患によるものかもしれません。そうした臭いにともなって、鼻づまりや頭痛、口臭などの症状に気づいたら、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

 

●どんなときに鼻の臭いを感じたか

どんなときに臭いを感じたかによって、疾患があるかどうか判断する材料になることもあります。
鼻づまりとともに頭痛があり、臭いが気になる、鼻をかんだときにティッシュから臭いがした、鼻と同時に口臭も気になる、周りにとくに臭いのもとがないようなところで、臭いを感じるなどがあったら、鼻に疾患があるかもしれません。

 

●鼻の臭い:原因とその治療法

1.慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻が臭う原因としてポピュラーなものの一つに、慢性副鼻腔炎があります。副鼻腔炎になると粘り気のある黄色い鼻汁が出て、頬骨の奥が痛んだり、頭痛がおこったりします。副鼻腔と鼻腔を繋ぐ通路も炎症のために塞がれて、副鼻腔の分泌物を排出しにくくなり、内部で膿がたまることなどで、臭いがするようになります。鼻汁がどうにも臭うということで、蓄膿症が見つかるなどというこことがよくあります。

放置すると、鼻茸(鼻のポリープ)ができたり、鼻と隣接する目や脳にまで悪影響がおよんだりすることもあります。気になる症状があったら、はやめに耳鼻咽喉科を受診してください。

治療法

まずは、保存的療法として、たまった内容物を吸引、鼻洗浄を行いながら、症状によって抗菌薬を投与することもあります。また、マクロライド系の抗生剤を少量ずつ長期に服用することによって症状が改善することも知られています。

こうした療法で効果が見られないときや、何度も再発するようなケースでは、内視鏡下鼻腔手術を検討します。この手術は、局所麻酔をした後、鼻から細い棒状のカメラを差し込み、内部を観察しながら鼻茸や鼻粘膜の一部を切除することができるもので、痛みや出血もほとんどありません。また日帰り手術が可能ですので患者さんにとって優しい手術となっています。

 

2.副鼻腔真菌症

鼻づまりがおこり、鼻汁が臭ったり口臭があったりする場合、副鼻腔真菌症が考えられます。副鼻腔の中に真菌(カビ)が入りこんで炎症をおこすもので、鼻との通路が塞がってしまうため、換気ができないまま、内部で真菌が繁殖してしまった状態です。

治療法

真菌症の場合、薬による治療では効果が得られないことが多いため、手術によって副鼻腔内の真菌(真菌塊というかたまりになっている場合もあります)を取り除きます。手術は内視鏡下鼻腔手術で、日帰りも可能です。

3.萎縮性鼻炎(臭鼻症)

萎縮性鼻炎の場合、鼻の中が臭う、乾いている感じ、鼻血が出るなどの症状があります。萎縮性鼻炎は、鼻の中の粘膜が萎縮し薄く硬くなり、乾燥し、粘膜の加湿機能や外気にあるほこりやゴミを取り除く働きが低下する、かさぶたができやすくなる病気です。鼻が臭い、鼻の中が乾いて鼻血がよくあるなどの症状があったら萎縮性鼻炎かもしれません。

健康な鼻の内部は、粘膜におおわれ、粘液を分泌してホコリなどの異物を取り除いて呼吸器を護る働きをしています。ところが、何らかの理由でこの粘膜がなくなり、乾いた普通の皮膚のような状態に置き換わってしまうのがこの萎縮性鼻炎です。鼻にはかさぶたができやすくなり、嗅覚異常をおこすこともあります。原因の一つとして、現在は粘膜を保存する手術が多いのですが、過去の手術などで、大幅に鼻の粘膜を取り除いてしまったことなどが考えられます。

治療法

抗菌剤の軟膏を鼻の中に塗布することで、細菌の活動を抑制して鼻の臭いをおさえることや、粘液の働きを活性化するためにビタミンやホルモン剤を投与するなどのほか、鼻洗浄や吸引を行うこともあります。

4.異物

鼻に異物が入り込んだままになっていると、その部分で詰まってしまい、炎症のために悪臭をおこすことがあります。
食事中にむせてしまい、つい飲みかけの錠剤や食物を鼻にすいこんでしまったものが取れないなど、大人にも症例はありますが、小さなお子さんが好奇心旺盛になるころ、よくビー玉や丸めた紙、豆などを鼻に入れてしまいとれなくなったというケースが多くみられます。

治療法

自然にとれてしまうこともありますが、どうしても出てこない場合は耳鼻科で鼻の中を観察しながら取り出すことができます。むりにすいだそうとして、気道に入ってしまうと重篤なことになりかねませんので、お早めにご相談ください。異物をとりだして炎症が治まれば、悪臭も治まります。

 

●鼻水・鼻の中が臭う原因と対処法(治療法)

1.鼻うがい・点鼻薬

鼻の臭いが気になるけれど、すぐに耳鼻科を受診することができないといった場合は、とりあえずの処置として、鼻うがいが有効です。1リットルの水に対して9グラム程度の食塩をまぜた生理食塩水でもよいのですが、薬局などで市販されている鼻うがい用の洗浄器と洗浄液を使うこともお勧めです。
また、鼻洗浄点鼻薬も市販されていますので、そちらを使っても鼻の内部を清潔にし、症状を軽減できる可能性があります。あくまでもこれらは臨時的な対症療法ですので、症状が続くようであれば、すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。

2.耳鼻咽喉科の受診

鼻の臭いは、炎症によるケースが多く、緊急措置的に鼻うがいや点鼻薬が有効としても、そのまま放置すれば悪化させてしまう可能性もあります。できる限り耳鼻咽喉科で専門的な治療を受けるようにしましょう。

慢性副鼻腔炎の場合

耳鼻咽喉科では、副鼻腔炎の場合、薬液の噴霧などで鼻の中をきれいにした後、ネブライザーという機器で霧状にした薬液を副鼻腔内に吸入します(現在当院では新型コロナ感染症との関連で行っていません)。また、マクロライド系の抗生剤を少量ずつ、長期的に服用することで症状の軽減をはかります。

耳茸(鼻ポリープ)ができてしまったなどで、副鼻腔と鼻腔の通路が塞がれてしまったようなケースでは、内視鏡下鼻腔手術を検討することもあります。この手術は日帰りが可能です。

 

 

副鼻腔真菌症の場合

真菌は薬によって取り除くことができませんので、手術による治療を行います。基本的には内視鏡下鼻腔手術が可能です。

萎縮性鼻炎の場合

鼻水の吸引、鼻洗浄などの保存的療法を行うほか、抗菌剤軟膏の鼻内塗布、ビタミンやホルモン剤の投与などで、鼻内を殺菌し炎症を鎮め、粘液の分泌を促します。

鼻に異物が入っている場合

鼻鏡というペンチのような器具をつかって鼻腔内を観察しながら異物を取り出します。それにより炎症が解消されれば、悪臭もおさまります。