ドライノーズの対策方法

ドライノーズとは? 簡単にできる! ドライノーズの対策方法

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
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鼻の中が乾燥してしまうドライノーズの症状でお悩みですか? ドライノーズはかつて老人性鼻炎と言われ、主に高齢者に多くみられる症状でしたが、現在では若い世代にも影響を及ぼしています。特に、鼻くそがよく出る人は要注意です。ドライノーズにならないための対策は主に3つあります。気軽にできる対策もありますので、ぜひチェックしてください。

  1. ドライノーズとは?
  2. ドライノーズの症状は?
  3. ドライノーズの原因
  4. ドライノーズの対策方法
  5. ドライノーズの予防方法

1.ドライノーズとは?

ドライノーズとは、何らかの理由で鼻の中の粘膜が乾燥した状態になることです。鼻の粘膜は通常湿っています。しかし、何らかの原因で鼻の粘膜が乾いてしまうと、不快感だけでなく、鼻血や炎症の原因にもなるでしょう。

2.ドライノーズの症状は?

ここではドライノースによって起こる症状について見ていきましょう。一体、どのようなものがあるのでしょうか?

2-1.不快感

ドライノーズになると、鼻の中がムズムズし、鼻をかみたくなります。また、かゆみが出てかきむしりたくなる人もいるでしょう。

2-2.鼻血

ドライノーズになると、鼻の粘膜がひび割れて鼻血が出ることもあります。

2-3.炎症

鼻の粘膜や通常湿っていますが、それが乾いてしまうと粘膜が炎症を起こして腫れあがってしまうこともあるでしょう。

3.ドライノーズの原因

なぜ、ドライノーズになってしまうのでしょうか? 主な原因を紹介します。

3-1.空気の乾燥

ホテルや病院・新幹線などの乗り物では、空気が乾燥しています。そのような場所で長時間過ごすと、ドライノーズになりやすいでしょう。

3-2.体内の水分不足

体内の水分が不足すると、鼻の粘膜に回す水分も不足し、ドライノーズの症状が出ることもあります。

3-3.点鼻薬の副作用

鼻づまりを解消する市販の点鼻薬を乱用すると、副作用としてドライノーズの症状が出ることもあります。このほか、鼻の粘膜が厚くなってしまうこともあるでしょう。

4.ドライノーズの対策方法

ドライノーズになってしまったときにできる対策方法を紹介します。

4-1.点鼻薬を乱用しない

鼻づまりを解消する市販の点鼻薬は、必ず用法・用量を守って使用しましょう。鼻づまりが解消しないから、と乱用してはいけません。また、点鼻薬を使用し続けないと鼻づまりが解消しない場合は、耳鼻科・耳鼻咽喉科を受診してください。

4-2.ドライノーズに効果的な製品を使用する

ドライノーズ対策として利用している人が多い「ドライノーズスプレー」はオススメです。鼻を乾燥させないための成分が含まれています。ドライノーズの原因は、エアコンの風によって部屋の中が乾燥することが挙げられます。鼻の乾燥を防ぐことができる成分といえば、塩化ナトリウムです。鼻の中を保湿してくれる働きがあり、乾燥を防ぐとともにドライノーズによって発症するかゆみやムズムズ感も抑えてくれるでしょう。

鼻の中に先端をいれてプッシュするだけという簡単な対策方法です。1日に何回までと制限されていませんので乾燥が気になったときにいつでも利用することができます。すぐにドライノーズを抑えたい方にはオススメの商品です。

4-3.エアコンのある部屋ではマスクをする

仕事場であるオフィスや学校でどうしてもエアコンの部屋にい続けなければならない場合は、マスクでの対策をオススメします。マスクをしておくだけでも直接乾燥した空気が鼻に入ってきませんし、鼻まわりの保湿効果を高めることができるでしょう。普通のマスクではなく、濡らしたガーゼをつけたマスクの方が保湿をすることができます。濡らしたガーゼから水分が蒸発し、乾燥した空気を潤してくれるでしょう。鼻が乾いているな…と感じる前にマスクをつけておくようにしましょう。ドライノーズが治ればマスクをする必要はありませんが、事前に防ぐためにもマスクは重要です。

4-4.乾燥しないように加湿をする

自宅でのドライノーズ対策はひたすら“加湿”です。立派な加湿器で常に部屋を乾燥させないように気をつけてください。加湿器がなければコンパクトサイズのものも発売されています。お手頃な値段で購入することができますし、出張先のホテルでも利用することができるでしょう。お風呂にお湯をはるだけでも加湿はできます。

最近の加湿器は優れた機能をもつものばかりなので自分にあっているものを選ぶことができるでしょう。常に部屋の中を加湿することでドライノーズを防ぐことができます。悪化することもありませんし、悩まされることもありません。身近なところから対策を行っていってください。地道に続けていけばドライノーズの症状も弱まってくるでしょう。

5.ドライノーズの予防方法

ドライノーズを予防するためにはどうすればいいのでしょうか?

5-1.鼻を乾燥させない

マスクの着用や部屋の湿度を50~60%に保つなど、鼻の粘膜を乾燥させないようにしましょう。インフルエンザをはじめとする、感染症予防にもなります。

5-2.鼻炎が疑われる場合は耳鼻咽喉科を受診する

鼻炎は、自然治癒が難しい病気です。鼻づまりが1週間以上たっても解消しない場合は、耳鼻科・耳鼻咽喉科を受診して、治療をしましょう。市販の点鼻薬の乱用防止にもなります。

5-3.鼻をいじらない

ドライノーズで鼻がムズムズする場合、指でこすったりすると粘膜が切れて鼻血が出たりします。鼻の頭を押さえるなどして、鼻の中をいじり過ぎないように注意しましょう。

まとめ

鼻の中が乾燥することで発症するドライノーズは日常生活でできる対策方法で和らげ、未然に防ぐことができます。ドライノーズ対策用として発売されている商品を使用する、エアコンがついている部屋やオフィスではマスクを装着する、自宅では加湿器を使い乾燥しないようにする。以上3つの方法が挙げられます。簡単にできる対策方法ですので、ぜひ実践してみてください。

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

監修者

川村 繁樹
医療法人 川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
医学博士
関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頚部外科 特任教授
身体障害者福祉法第15条指定医

耳鼻咽喉科専門医として10年間にわたり大学付属病院の部長を経験し、平成16年に川村耳鼻咽喉科クリニックを開業。親切で丁寧な診察・手術に定評があり、毎月300名以上の新患が来院。

  • 花粉症やアレルギー性鼻炎に対する凝固手術(局所麻酔下・日帰り):約1~2ヶ月
  • 鼻中隔弯曲症と中等以下副鼻腔炎に対する手術(局所麻酔下・日帰り):約10ヶ月
  • 鼻閉に対する鼻中隔弯曲症と下甲介の手術(局所麻酔下・日帰り):約半年
  • 重症アレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術(局所麻酔下・日帰り):約半年
  • 重症副鼻腔炎に対する手術(全身麻酔・一泊):約5ヶ月

の手術待ち状況となっている。

アレルギー性鼻炎に対する最も効果の高い手術として認識されている『超音波凝固装置による後鼻神経切断術』や、副鼻腔炎に対する新しい術式である『前方からのアプローチによる内視鏡下鼻内手術』を考案し、平成23年の日本鼻科学会『好酸球性副鼻腔炎の診断と評価作成基準の試み』では全国から選ばれた5人の内、唯一開業医として参加。現在も毎年250件以上の手術を行っており、継続的にその成績を学会や論文で報告している。

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論文・著書、シンポジウム・講演・海外発表の実績