2014年の学術活動について

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2014年の学術活動について

鼻・副鼻腔のoffice surgery 講演 2014 これからの耳鼻咽喉科ネットワーク
当クリニックにおける鼻・副鼻腔のone day surgery 講演 2014 耳鼻咽喉科疾患ミーティング
川村繁樹:好酸球性副鼻腔炎再発例に対する加圧・振動ネブライザー(パリ・ジーヌス)の使用経験 発表 2014 第115回日本耳鼻咽喉科学会
河本光平:当クリニックにおける好酸球性副鼻腔炎の術後経過についての検討 発表 2014 第115回日本耳鼻咽喉科学会
河本光平:副鼻腔手術における中鼻甲介と鼻中隔の縫合固定法 発表 2014 第11回 耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会
河本光平:鼻・副鼻腔手術における深部縫合結紮器の使用経験 論文 2014 耳鼻咽喉科臨床
川村繁樹:日韓office surgeryの現況 シンポジウム 2014 第53回 日本鼻科学会
河本光平:好酸球性副鼻腔炎の術後自覚症状についての検討 発表 2014 第53回 日本鼻科学会
「アレルギー性鼻炎に対するレーザー手術」にて医学博士取得 発表 2014 第4回 医心の会

以前から学会での発表や論文に関しては一覧として「学術活動」の頁に記載しておりますが、ここでは項目名のみではなく、少し昨年の活動に関して振り返ってみたいと思います。
「鼻・副鼻腔のoffice surgery」:や「当クリニックにおける鼻・副鼻腔のone day surgery」:耳鼻咽喉科疾患ミーティングはそれぞれ、滋賀、和歌山の開業医の先生からの依頼を受けての講演です。当クリニックで行っている鼻の手術のテクニック、工夫や安全面での注意点などをお話しました。講演終了後、会員の先生方と交流もでき、有意義な時間でした。

 

昨年の学会発表のうち「好酸球性副鼻腔炎再発例に対する加圧・振動ネブライザー(パリ・ジーヌス)の使用経験」、「当クリニックにおける好酸球性副鼻腔炎の術後経過についての検討」、「好酸球性副鼻腔炎の術後自覚症状についての検討」はいずれも近年著しく増加している好酸球性副鼻腔炎に関しての臨床研究ですが、やはり諸家の報告通り非好酸球性と比べると再発率は高い傾向にありましたが、患者さんの自覚症状としては手術後かなり改善しており、手術を行う意義は大きいとの結果を得ました。

また河本が論文としても発表した「鼻・副鼻腔手術における深部縫合結紮器の使用経験」は副鼻腔炎の手術時に副鼻腔を良好な状態に維持するために、鼻中隔と中鼻甲介という構造物の一部を縫合する新しい手術テクニックを紹介したものです。過去にも何度か学会で発表していますが簡易でユニークな方法として注目されています。(写真1)

 

「日韓office surgeryの現況」では鼻専門の学会;日本鼻科学会で川村がシンポジストを勤めました。(写真2)日本と韓国のそれぞれでoffice surgeryを積極的に行っている4人の開業医への依頼講演です。私はoffice surgeryの適応と実際をビデオで紹介し、2013年に行った日帰り手術314例と一泊手術108例の症状の改善度、痛み、出血量や社会復帰までの日数などを報告しました。(スライド1・2)韓国の先生は美容形成といびきに対する手術の講演でしたが、お国柄の違いか、美容形成の種類や件数の多さには驚きました。

     

最後に昨年11月に行われた「医心の会」(いごころのかいと読みます)では当院看護師、東まゆみ・林 亜希が「日帰り手術でのコーディネーターとしての役割 ~術後アンケート調査による検討~」という演題を報告しました。(写真3)「医心の会」は公式な学会ではありませんが、非常に面白い学会ですので少し紹介します。この会は岩野耳鼻咽喉科サージセンターが中心となって発足した会で、開業医だけの集いですが一般の学会と大きく異なるのは医師が発表するのではなく、看護師や受付などの医院のスタッフが発表する事です。したがってその内容も受け付け事務の運営や患者さんとの対応、診察介助や手術時の介護など疾患や治療方法などとは違った側面からの検討が主になります。当院でも4年間毎年発表してきましたが例年何を発表するか頭を悩ませます。

 

昨年の発表では半年以上前から2人の看護師が周到に準備をし、患者さんにアンケートのご協力を頂いて手術を受けられる患者さんに対する説明が有用であったか、問題点はなかったかという検討をしました。アンケートの集計では、ほとんどの患者さんは説明の内容をはよく理解して頂いており、手術前後でのご自身の状態もほぼイメージできているという結果でした。(スライド3)また、手術後しばらく鼻が詰まってしゃべりにくいと何人かの回答があったことは、いままで我々があまり気づいていなかった事であり、今回検討した意義があったと考えます。また今回の発表ではスライドに設問をもうけ参加者にAからEの札をあげてもらうという会場参加型の形式をとりました。参加している方にも一緒に考えて頂く事ができてなかなか面白い試みだったと思います。(写真4・5)

 

開業して10年を超えましたが、その間に3編の論文、2回のシンポジストを含めて30回以上の学術活動を行ってきました。学会に参加することは最新の知識を吸収できるだけでなく、発表も行うことによって当院の診療内容を客観的に評価していただいたり、その道のトップを走る先生方との交流によって、ちょっとした診療上のコツなどを教えて頂く場合もあります。
こうして学会で得た内容を日々の診療に還元していくことが、より最新で学術的にも裏付けされた臨床を行っていくことに繋がり、ひいては患者さんからの信頼を得られる事にも繋がって行くと考えておりますので、これからも積極的に学術活動を行っていくつもりです。

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