滲出性中耳炎とは中耳腔に液体が貯留している状態を言います。最も一般的には急性中耳炎が不完全に治癒したときに起こりますが、風邪などの上気道炎の後などに本人や周囲が気づかないままに起こっている場合もあります。急性中耳炎と同様に耳管を介しての細菌感染が原因の一つと考えられますが10歳過ぎまで繰り返し起こることがあります。急性中耳炎との最大の違いは症状が現れにくいことであり、発熱や痛みを伴うことはあまりありません。反復しやすい原因として副鼻腔炎(蓄膿症)やアレルギー性鼻炎、アデノイド増殖症などが指摘されています。これらの病気が背景にあると上気道の炎症が慢性化したり、耳管の働きを抑制したりして中耳の圧調整や換気が障害され滲出性中耳炎が起こりやすくなります。