うがいの効果

うがいに効き目はある? うがいの効果と正しいやり方3つのポイント

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
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帰宅後の手洗い・うがいを習慣にしている人は多いものです。けれども、「具体的に、うがいはどのような効果があるのだろう」と真剣に考えたことはありますか?

うがいは、毎日の習慣として行う人、喉が痛いときだけする人、口の中をさっぱりしたいから食後にする人など、タイミングや方法は人それぞれです。実は、うがいは、鼻・喉・口くう内にさまざまなメリットをもたらします。しかしながら、順番や方法などを間違うとせっかくの効果も半減してしまうのです。

そこで、ここではうがいの基礎知識・うがいがもたらす効果・うがいの正しい方法などを詳しくご紹介します。

  1. うがいの基礎知識
  2. うがいの効果について
  3. 正しいうがいのやり方
  4. うがいの効果~よくある質問~

このうがい特集記事を読むことで、うがいの必要性がおわかりいただけるでしょう。風邪やインフルエンザ予防のためにも、口や喉を健康に保つためにも、ぜひご一読ください!

1.うがいの基礎知識

「そもそも、うがいとは?」と、考えたことはありますか。ここでは、知っていそうで意外と知らない人も多い「うがいの基礎知識」をご紹介しましょう。

1-1.うがいとは

幼いころから、家族や先生などに「外から帰ってきたら、必ず手を洗ってうがいをしなさい」といわれて育ったという人は少なくないでしょう。多くの人が日常の習慣として行っているうがいですが、概説や語源、歴史などをひもといてみました。

1-1-1.うがいの概説

うがいは英語で「gargling」、漢字では「嗽(うがい)」と書きます。

うがいは、

  • 口の中や喉をきれいにする
  • 喉の粘膜に付いた菌を洗い流す
  • 口や喉の乾燥を防ぐ

を目的として、水を口に含みすすぐことを指すのです。うがいにはいくつか方法があり効果も異なります。

1-1-2.うがいの語源

日本語の「うがい」の語源は、「鵜飼(うかい)」が語源だといわれています。鵜飼は、日本書紀にも記されているほど古くからあった鮎漁で、鵜が川の中に潜水して魚を飲み込んだら引き上げて吐かせる漁です。その「鵜飼」の様子から「うかい」→「うがい」と呼ぶようになりました。

1-1-3.うがいの歴史

うがいの歴史は古く、平安時代から行われていたといわれています。平安時代の貴族は、お風呂に入らなかったことで有名です。けれども、朝食前には手を洗い、ようじで歯を磨き、うがいをして口をすすぐことは行っていました。また、室町時代の文安元年(1444年)に設立した国語辞典「下学集」には、「鵜飼嗽(うがいくちすすぐ)也」という記述が残されているのです。

1-2.うがいの種類

うがいには、いくつか種類があるのはご存じでしょうか。

  • 口うがい(クチュクチュうがい/ぶくぶくうがい):口に水を含み、ほおをふくらましたり、すぼめたりして「クチュクチュ」「ぶくぶく」と音を立てながらゆすいで吐き出す
  • 喉うがい(ガラガラうがい):口に水を含んで、「あー」「おー」などと声を出し「ガラガラ」と喉で音を立ててゆすいで吐き出す
  •  鼻うがい:片方の鼻の穴から水を吸い込んでから、勢いよく外に出す

それぞれに目的や効果が異なります。詳しい手順や効果などは次の項でご紹介しましょう。