喉の違和感・つかえ感の原因は? 不快感を解消する対処方法


throat耳鼻科を受診される方の中には喉の違和感を訴える人が少なくありません。症状は人それぞれですが、喉に違和感が続くとつらいですよね。

そこで、今回は喉の違和感の原因や対処法をご紹介しましょう。なかにはストレスが原因というものもあるのです。

「喉の違和感が気になる」という方や「他に症状がないのにずっと喉の違和感だけが続いている」という方はぜひ参考にしてくださいね。

  1. 喉の違和感による代表的な症状とは?
  2. 喉の違和感の原因とは?
  3. 喉の違和感の対処法は?
  4. 重大な病気が隠れている可能性もある

1.喉の違和感による代表的な症状とは?

では喉の違和感が原因で起こる症状にはどのようなものがあるのでしょうか? この項ではそれを紹介していきましょう。なかには「え、これも喉の違和感が原因だったの?」と思うものもあるかもしれません。

1-1.咳・痰

風邪などで気管支に異常が出た場合は喉の違和感とともに咳・痰がよくでます。また、喉の違和感を解消しようと空咳をしたりする場合もあるでしょう。さらに、粘り気のある痰が大量に出るとそれが喉に絡んで違和感の原因になるという場合もあります。

1-2.吐き気・痛み

喉に何かが詰まったような感じがすると、吐き気を覚えるという方も少なくありません。また咽頭炎などを発症していると痛みで声が出なかったり、唾液すらも飲み込めなくなるという場合もあります。どちらにしろ、日常生活にも支障が出てくることが多いので早めに耳鼻科を受診することが大切です。

1-3.圧迫感

まるで首を絞められているような圧迫感を覚えるのも喉の違和感の症状の一つです。これが続くと息がしずらくなったりものが食べにくくなったりとするという方もいます。また、違和感を消そうと空咳をしたり無理にげっぷを出そうとして喉や気管支を傷めてしまうこともあるのです。

このほかにも、ひりひりとした感じや何かがつかえている感じ、さらに水を飲んでも喉の渇きが治らないといった症状を覚える人もいます。

2.喉の違和感の原因とは?

では、喉に違和感を覚える原因とは何でしょうか? ここではその代表的な原因をご紹介していきましょう。

2-1.気管支や扁桃腺の病気

風邪や気管支炎、扁桃腺炎など喉や気管支に関わる病気は数多いです。またアレルギー性鼻炎を起こして後鼻漏となり、鼻水が喉に落ちて喉の違和感になるということもあります。喉の違和感を覚えたら真っ先に疑うの気管支や扁桃腺の病気ですね。

症状が改善すれば喉の違和感は消えていく場合が多いですが、自然治癒しにくい病気もありますので必ず耳鼻科医の診察を受けましょう。

抗生物質などを服用すれば数日で違和感が消えるものもありますし、後鼻漏など治療に少々時間がかかるものもありますが、医師の指示に従っていれば悪化することはほとんどありません。

2-2.逆流性胃炎

これは文字通り胃酸が逆流してくる病気のことです。胃酸は食べ物を溶かす強力な酸性の液体ですから、これが喉まで逆流してくると喉が腫れて違和感の原因になります。

逆流性胃炎が悪化すると喉の違和感だけでなく声が出なくなる場合もありますから、症状がひどくならないうちに内科を受診し適切な治療を受けましょう。

2-3.甲状腺の病気

バセドウ病など甲状腺の病気になると症状のひとつとして喉の違和感を覚えることがあります。その他にも急激に痩せたり、人相が変わったりするといった症状があります。

男性よりも女性に多い病気ですので、女性で風邪でもないのに喉の違和感が消えない人はその旨を医師に伝えて甲状腺の検査を受けてみましょう。

2-4.ストレス・自律神経の失調

病院で検査をした結果、「どこも悪くないのに喉の違和感が消えない」という場合はストレスや自律神経の失調が原因の可能性が高いです。これはヒステリー球・咽喉頭異常感症という病名がつく心の病で、ストレス解消が最大の治療法になります。

3.喉の違和感の対処法は?

それでは、喉の違和感の対処法はどうすればよいのでしょうか? この項ではその方法をご紹介していきます。

3-1.病院から処方された薬を飲みマスクをする

「病気が原因で喉の違和感が消えない」「咳・痰のせいで喉の違和感がある」という場合は病院で処方された薬を飲んだり、治療を受けたりするのが一番の対処法です。「改善するまでがつらい」という方はマスクをしたり、喉にマフラーを巻いたりして喉を外部からの刺激から守っておくと症状が緩和します。

逆流性胃炎の場合は食べ物にも気を配りましょう。刺激物やアルコールを避け、消化の良い暖かいものを中心とした食事に切り替えることが大切です。

また、仕事などが忙しくても睡眠不足が続くことで喉の違和感や痛みが悪化することもあります。喉の違和感が消えるまでは規則正しい生活を心がけましょう。

3-2.ストレス解消を心がける

ストレスや自律神経の失調が原因で喉の違和感が消えないという場合は、ストレスの解消が最大の対処法です。とはいえストレスが簡単に解消すれば誰も苦労はしませんよね。

そこで、まずはストレスの原因を探っていきましょう。ストレスの原因が見つかったら、それを完全に忘れる時間を作ることです。趣味に没頭するのも良いでしょうし、休日に気分転換にどこかに出掛けるのも良いでしょう。また、親しい誰かに相談する、大声を出すなどもストレス発散になります。

ただし、暴飲暴食は消化器官に負担がかかってしまいますので避けてください。どうしてもイライラくよくよしてしまうという場合は、心療内科にかかって安定剤を処方してもらうという方法もあります。

3-3.漢方薬を試してみる

西洋の薬は症状を緩和させる役割を果たしますが、漢方薬は症状の緩和のほかに体質を変えることを目的としています。「自律神経の失調が原因で喉の違和感が消えない」という人や「病院からもらった薬がどうも合わない」という人は漢方薬を試してみましょう。しかし、いきなり漢方薬を試してみてはいけません。

まずは、医師の診察を受け原因をはっきりとさせてから漢方薬局にいってみましょう。今は「漢方薬による治療を試してみたい」といえばそれ用の処方箋を書いてくれる医師も多いです。

また、漢方薬剤師といって漢方薬の処方に詳しい専門薬剤も増えてきていますので、薬局で相談をしてみるのも良いでしょう。漢方薬は西洋の薬よりも効果が現れるまでに時間がかかります。少なくとも1か月は飲み続けて様子を見てください。

4.重大な病気が隠れている可能性もある

喉の違和感は人によって感じ方も我慢できる症状も異なります。軽く引っかかるような感じがしたけれど、特に気にしていないという方もいるかもしれません。しかし、喉の痛みには重大な病気が隠れている可能性があります。

その代表的なものは咽頭がん。こちらも自覚症状として喉の違和感があるのです。また、前述した甲状腺の病気も放置しておけば大変なことになります。たかが喉の違和感と侮らず、2週間以上症状が続いたり、喉の違和感のほかに症状が現れたりしたらすぐに病院に行きましょう。

逆にストレスや自律神経の失調が原因の場合は、喉の違和感を気にしすぎると今度はそれがストレスになってしまいます。難しいかもしれませんができるだけ気にしないように心がけましょう。

おわりに

いかがでしたか? 今回は喉の違和感の原因や対処法についてご紹介しました。
まとめると

  • 喉の違和感には病気が原因のものとストレス性のものがある
  • 違和感が続くようなら病院を受診すること
  • ストレスが原因の場合はそれを解消するのが一番の治療法
  • 病院の薬が効きにくい場合は漢方薬を試してみよう

ということです。これからの季節、風邪が原因で喉に違和感を覚える方も増えてくることでしょう。この記事を参考に対処してみてくださいね。


川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
川村繁樹

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