悪化すると厄介な蓄膿症の知っておきたい3つの自覚症状とは?

悪化すると厄介な蓄膿症! 知っておきたい3つの自覚症状とは?

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
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「風邪は治ったはずなのに鼻詰まりが治らない」「臭い匂いのする鼻水が出る」こんな症状に悩まされていませんか? もしそうなら、それは蓄膿症が原因かもしれませんよ。蓄膿症とは鼻の周りにある空洞に膿がたまってしまう病気です。

蓄膿症は悪化すると厄介な病気ですが、多くの場合、きちんと治療を受ければ治ります。蓄膿症を早期に発見し治療するために蓄膿症の自覚症状を知っておくことが重要です。

そこでこの記事では、鼻詰まりや鼻水以外の3つの自覚症状をご紹介します。蓄膿症を早く見つけて適切な治療を受けるために是非お役立てください。

自覚症状その1:匂いがわからない

「食べ物の匂いがわからない」鼻詰まりと同時にこんな症状が続いているなら要注意です。蓄膿症は常に鼻が詰まった状態になりますので当然食べ物の匂いがわからなくなります。花粉症やアレルギーによる鼻詰まりがある人が蓄膿症になった場合に起こりやすい自覚症状ですよ。あなたにも心当たりがありませんか? 長い期間鼻が詰まり、匂いがわからないようであれば一度耳鼻科で検査を受けてみましょう。

自覚症状その2:鼻のむくみや痛み

鼻水や鼻詰まりに伴って鼻のむくみや痛み・頭痛・頬の痛みを感じていませんか? 蓄膿症になると鼻の中が炎症を起こします。その炎症によって鼻がむくむ・鼻の中にポリープができる場合があるのです。そうなると鼻の痛みが自覚症状として現れます。また鼻の痛みだけでなく、頭痛や頬の痛みを感じることもありますよ。鼻詰まりや鼻水に伴ってこのような症状があるなら蓄膿症を疑ってください。

自覚症状その3:後鼻漏

鼻詰まりや鼻水に伴って喉の方に鼻水が垂れてくるのを感じたことはありませんか? それは後鼻漏という症状で、蓄膿症の代表的な自覚症状です。慢性的に鼻が詰まり、鼻水が喉の方に落ちてくるようであればそれは蓄膿症による後鼻漏の可能性があります。それ以上蓄膿症が悪化しないようにするためにもなるべく早く耳鼻科で治療を受けてください。

まとめ

いかがでしたか? この記事では知っておきたい蓄膿症の自覚症状を3つご紹介しました。

  • 自覚症状その1:匂いがわからない
  • 自覚症状その2:鼻のむくみや痛み
  • 自覚症状その3:後鼻漏

鼻詰まりや鼻水がなかなか治らずにこのような自覚症状があるならそれは蓄膿症かもしれません。蓄膿症は正しく治療すれば治る病気なので、自覚症状を感じたならなるべく早く耳鼻科で治療を受けてください。

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

監修者

川村 繁樹
医療法人 川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
医学博士
関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頚部外科 特任教授
身体障害者福祉法第15条指定医

耳鼻咽喉科専門医として10年間にわたり大学付属病院の部長を経験し、平成16年に川村耳鼻咽喉科クリニックを開業。親切で丁寧な診察・手術に定評があり、毎月300名以上の新患が来院。

  • 花粉症やアレルギー性鼻炎に対する凝固手術(局所麻酔下・日帰り):約1~2ヶ月
  • 鼻中隔弯曲症と中等以下副鼻腔炎に対する手術(局所麻酔下・日帰り):約10ヶ月
  • 鼻閉に対する鼻中隔弯曲症と下甲介の手術(局所麻酔下・日帰り):約半年
  • 重症アレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術(局所麻酔下・日帰り):約半年
  • 重症副鼻腔炎に対する手術(全身麻酔・一泊):約5ヶ月

の手術待ち状況となっている。

アレルギー性鼻炎に対する最も効果の高い手術として認識されている『超音波凝固装置による後鼻神経切断術』や、副鼻腔炎に対する新しい術式である『前方からのアプローチによる内視鏡下鼻内手術』を考案し、平成23年の日本鼻科学会『好酸球性副鼻腔炎の診断と評価作成基準の試み』では全国から選ばれた5人の内、唯一開業医として参加。現在も毎年250件以上の手術を行っており、継続的にその成績を学会や論文で報告している。

ドクターズ・ファイル取材記事

論文・著書、シンポジウム・講演・海外発表の実績