鼻水が出ない鼻づまりの原因と対処法

早めの対策が必要?! 鼻水が出ない鼻づまりの原因と対処法

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
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風邪で鼻づまりが起き、鼻をかんでも鼻水が出ない・・・そんな状況になったことがありませんか? 風邪に鼻づまりは付き物ですが、長引くと非常につらく頭がボーっとして頭痛がしたりすることもあります。

ここでは、鼻づまり、特に鼻水が出ない鼻づまりの原因や対処方法をご紹介しましょう。つらい鼻づまりは早めに解消するに越したことはありません。ぜひ参考になさってください。

  1. 風邪による鼻づまり
  2. 鼻づまりの対処法
  3. 長引くと慢性化する可能性も!

1.風邪による鼻づまり

風邪による鼻づまりは、鼻腔の周囲にある「副鼻腔」という粘膜が炎症を起こし、そこに膿がたまることで起きます。鼻をかむことで鼻水は排泄され、炎症のおさまりとともに鼻づまりは解消されます。鼻が詰まっているのに鼻水が出ないのは、鼻づまりがひどく副鼻腔に膿が多量にたまっている証拠。さらにたまった膿によって粘膜が厚くなると、鼻水がなかなか出てきてくれません。風邪の症状が最も重い時期、鼻づまりやのどの炎症がひどい時期にこの状態になる人が多いようです。

2.鼻づまりの対処法

風邪による鼻づまりの対処法には以下のような方法があります。

2-1.蒸しタオルで鼻を温める

蒸しタオルで鼻を温め、血流を良くすることで鼻どおりが良くなってきます。粘力のある鼻水がだんだんと柔らかくなり、とけだすような感覚で鼻水を取り除くことができます。

2-2.横になる

寝ている時、どちらか片方を向いて寝ると片方の鼻づまりが解消されたという経験はありませんか? 解消される理由はわきにあるリンパを押さえるから・鼻水が移動するからなど、いろいろな理由が指摘されています。これを利用して鼻づまりを解消してみましょう。

片方を下にして寝ていると、上にしたほうの鼻が通ってきます。起き上がって鼻をかんで鼻水を出すと、徐々に両方の鼻の通りが良くなってきます。繰り返し行うことで鼻の通りを良くしていきましょう。

3.長引くと慢性化する可能性も!

風邪による鼻づまりは「急性鼻炎」といい、一過性のものです。しかし、アレルギー性の副鼻腔炎が長引いたりすると慢性化することがあります。慢性化すると「慢性鼻炎」といい、常に鼻づまりしているような状態になります。鼻をかんでも鼻水が出ない、という症状もあります。

この状態になるととてもつらいですから、ただの風邪・鼻づまりと軽視せず、必ず医師の診断の元で早めに治療しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか? 鼻づまり、特に鼻水が出ない鼻づまりについてご紹介しました。風邪のいち症状だからと言って放っておくと、さらにつらい症状になりかねません。特にアレルギー性鼻炎などがある方は、鼻づまりも軽視せず、必ず医師に相談してください。

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

監修者

川村 繁樹
医療法人 川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
医学博士
関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頚部外科 特任教授
身体障害者福祉法第15条指定医

耳鼻咽喉科専門医として10年間にわたり大学付属病院の部長を経験し、平成16年に川村耳鼻咽喉科クリニックを開業。親切で丁寧な診察・手術に定評があり、毎月300名以上の新患が来院。

  • 花粉症やアレルギー性鼻炎に対する凝固手術(局所麻酔下・日帰り):約1~2ヶ月
  • 鼻中隔弯曲症と中等以下副鼻腔炎に対する手術(局所麻酔下・日帰り):約10ヶ月
  • 鼻閉に対する鼻中隔弯曲症と下甲介の手術(局所麻酔下・日帰り):約半年
  • 重症アレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術(局所麻酔下・日帰り):約半年
  • 重症副鼻腔炎に対する手術(全身麻酔・一泊):約5ヶ月

の手術待ち状況となっている。

アレルギー性鼻炎に対する最も効果の高い手術として認識されている『超音波凝固装置による後鼻神経切断術』や、副鼻腔炎に対する新しい術式である『前方からのアプローチによる内視鏡下鼻内手術』を考案し、平成23年の日本鼻科学会『好酸球性副鼻腔炎の診断と評価作成基準の試み』では全国から選ばれた5人の内、唯一開業医として参加。現在も毎年250件以上の手術を行っており、継続的にその成績を学会や論文で報告している。

ドクターズ・ファイル取材記事

論文・著書、シンポジウム・講演・海外発表の実績