大阪府大阪市城東区の川村耳鼻咽喉科クリニック

鼻の病気

アレルギー性鼻炎 治療

保存的治療

1:抗原の除去

治療というより予防ですが、症状を抑えるのには大事なことです。

ダニ・家のほこりに対して

週に1〜2回は1回20秒/?の時間をかけて室内を掃除する。
室内の湿度を約50%、温度を20〜25℃に保つ。
織物のソファー、じゅうたん、畳はできるだけ避ける。
ベッドのマット、ふとん、枕に防ダニカバーをかける。

花粉症に対して

雨の翌日や晴れた風の強い日の外出を避ける。
外出時はマスクやメガネを着用する。(花粉の暴露が通常の20〜30%に減ります)
午後の方が飛散が多いので、外出は午前中にする。
外出から帰宅したら服の花粉を払い、洗顔、うがいをする

2:薬物療法

抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)
最も一般的に使用されている薬剤です。ほとんどのお薬では長期投与の安全性も確認されています。ただ、効果があらわれるのに1週間くらいかかることがあり、眠気、集中力の低下、のどの渇きなどの副作用があらわれることがあります。

血管収縮剤
多くの市販の点鼻薬に含まれている成分です。速効性があり鼻づまりに対して良く効きますが、長期使うと効き目が少なく、効果の持続も短くなります。また、長期使用により薬物性鼻炎と呼ばれる薬が効きにくい粘膜の腫れがおこります。短期間の使用に限定すべきと考えます。

ステロイド点鼻薬
効果が強く、効き目が早いといった特徴があります。副腎皮質ホルモンを含んでいますが、多くは粘膜で吸収されるために全身的な副作用はほとんどないとされています。ただ、人によっては点鼻そのものが刺激となって症状がでる時があります。

3:免疫療法 (減感作療法)

根本的な治癒、すなわち体質改善が見込める唯一の方法で、原因となっている抗原を段階的に量を増やしながら体に投与していく方法です。

週に1〜2回の注射を少なくとも半年から1年間続ける必要があること、複数の抗原にアレルギーがある場合は施行困難なこと、皮膚の発赤、痒みなどの局所の副作用以外にもまれながら全身性のショックなど高度の副作用が起こるなどの問題があります。

有効率は60〜70%前後とされています。

注射以外の投与方法として舌下療法(舌の裏に滴下する方法)が、よりショックを少なく、特異性を高める方法としてペプチド療法などが研究開発中です。