アレルギー性鼻炎の治療・手術 大阪の川村耳鼻咽喉科クリニック

鼻の病気

アレルギー性鼻炎

治療

手術的治療

「トップの「アレルギー性鼻炎・手術の選び方で」も述べましたがアレルギー性鼻炎は体質的な疾患であり薬や手術によって体質そのものを変えることはできませんので、厳密に言えば手術でアレルギー性鼻炎が治るとは言えません。しかし近年、様々な手術方法の開発によってアレルギー反応が起こりにくい鼻に変える、あるいはアレルギーが起こっても鼻づまりや鼻水、くしゃみが起こりにくい体に変えることは可能になってきています。アレルギー性鼻炎に対するレーザー手術や後鼻神経切断術はその代表的なものです。

レーザー手術とは

アレルギー性鼻炎は下甲介粘膜に抗原が付着することで発症します。この粘膜をレーザーなどで浅く焼くと抗原が侵入しにくく、粘膜が縮むためにアレルギーの症状が軽くなります。この方法は外来通院で行うことができ、出血がほとんどない安全な方法として考案されました。今でこそアレルギー性鼻炎に対するレーザー手術は広く普及していますが20年前には一部の施設でしか行われておらず有効性は確率されていませんでした。私共は世界に先駆けてレーザー手術の「効果の持続性」、「効果発現機序」、「再手術の有効性」を検討し、その結果、8割の方が日常生活に支障がない程度になり、4割強は7年以上効果が持続すること、多くの方は症状が再発した場合にも再手術によってコントロールできることを報告しました。(平成5年に「アレルギー性鼻炎に対するレーザー手術」で医学博士を取得)また、スギなどの花粉症に対してもステロイド点鼻などの薬物療法以上の効果が認められています(平成13年:スギ花粉症に対する季節前レーザー手術の治療成績で報告)。

レーザー手術が効かない時には

なかには鼻腔の形態が悪くレーザー手術ができない場合やレーザー手術を何度行っても効果があらわれない方もおられます。レーザー手術の適応は、その方の症状や鼻腔形態により異なり、レーザー手術で誰もが良くなるとは限りません。
鼻腔の形態が悪いときにはそれを改善しないと鼻閉や鼻汁も改善しないので鼻中隔矯正術や下鼻甲介の手術が必要になる場合もあります。
また、鼻汁が特にひどい方にはレーザー手術が効きにくい場合もあります。私は以前、レーザーが無効だった方に対して、くしゃみ・鼻汁に関与する後鼻神経を切断する手術を世界で初めて考案、報告しました。(平成12年:粘膜下下甲介骨・後上鼻神経切除術)  この手術はレーザー手術が効かなかった方を含めても9割以上の方に有効であり、ほとんどの方が少なくとも3年間効果が持続しました。したがってアレルギー性鼻炎に対する手術も何種類かありますし、最大の効果をあげるには的確に術式を選択する必要がありますが、全国的にもこれら全ての手術を行い、的確に適応を判断できる医療機関は少ないと思います。
手術を検討される場合にはそれぞれの手術方法によってメリット、デメリットがありますし、日数や費用も異なります。当院ではアレルギー性鼻炎に対する全ての手術を行っております。お困りの際はお気軽にご相談下さい。

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