アレルギー性鼻炎の診断は特徴的な粘膜の所見、症状、さらには鼻水の検査や採血によって行います。
1:症状
★ほこり・ダニなどの通年性アレルギーでは、発作性のくしゃみ・鼻水・鼻づまりが一般的な症状です。
★花粉症では、さらに目、耳、のどのかゆみや、皮膚があれる、頭が重いといった症状があらわれることがあります。
★かぜでは発熱、筋肉痛、関節痛などの症状を伴うことが鑑別になります。
2:検査
a:鼻汁好酸球検査
アレルギー性鼻炎の約80%では鼻水の中に好酸球という細胞が増加するため、鼻水を採取してこの細胞が認められるか調べます。
b:特異的IgE抗体
少量の採血で血液中の抗原に反応するIgE抗体の種類、量を調べます。これによってほこり、ダニなどの一年中あるアレルギーか、スギ、イネ科などの季節性の花粉症か、などが判断できます。また、おおよその程度も推測できます。
c:皮内テスト
原因として疑わしい抗原のエキスを皮内に注射し皮膚での反応を見ます。何カ所か注射する必要があるため痛みの問題や、注射部位の腫れ、痒みなどの反応が強くでる場合があります。
d:鼻粘膜誘発試験
下甲介にハウスダストやスギの成分を染み込ませた紙切れを置いて局所の反応を観察します。最も敏感な検査のひとつであり、どの症状が強いかなどの治療に役立つ情報が得られます。また、手術の適応を決めたり、手術効果の判定にも有用な検査です。