喉に痰が絡む原因は病気? 正しい出し方や治らないときの対処法を解説!


sputumあまりにも長期間に渡って痰が喉に絡むようになると「何かの病気なのではないか」と心配になりますよね。「痰は体の中の悪いものを外に出すための大切な役割を果たしている」と言われていますが、あまり症状がひどいと「早く何とかしたい」と思うものです。

「痰が絡む原因が知りたい」「痰絡みの咳が続いていて喉の痛みがひどい」「何か悪い病気なのではないかと心配」という人のために、痰の原因や対処法・予防法、正しい出し方についてまとめてみたいと思います。

  1. 痰が出る・絡む原因は?
  2. 痰の症状から原因を探ろう
  3. どのように対処すればいいの?
  4. 予防する方法について
  5. まとめ

1.痰が出る・絡む原因は?

そもそも痰とは何なのか、具体的にどのような役割を果たしているのか、普段あまり考えることはありませんよね。しかし、しつこい痰の絡みに悩まされるようになると「なぜ痰が出るのか」「何の意味があるのか」知りたくなる人も多いのではないでしょうか?

痰は肺や気管支から分泌される粘液であり、普段は無色透明で量も少ないため、無意識のうちにつばと一緒に飲み込んでしまっています。つまり、健康な状態でも痰は出ているのです。

風邪を引いたりして気管が炎症を起こすと痰の分泌量が増え、粘性の強い痰が出るため喉に絡みやすくなります。特に細菌性の風邪に感染したときは、細菌と戦って残った白血球の残骸が痰の中に混じるため、ドロドロした黄色い痰として現れることになるのです。

風邪以外にも痰が絡む原因になる病気はいろいろありますので、3週間以上痰の症状が続いている場合は治療が必要になります。できるだけ早く医療機関を受診するようにしてください。

2.痰の症状から原因を探ろう

痰の原因になっている病気を見極めるのは簡単なことではありません。しかし症状から原因がわかる場合もありますので、まずは自分の痰の症状をよく観察してみましょう。

2-1.細菌感染による風邪

長引く痰の原因のほとんどが、風邪によるものです。風邪で喉が炎症を起こして痰の量が増えるため、喉に絡みやすくなったりいつまでもスッキリしない状態が続くことになるのでしょう。風邪を引くと熱やだるさから症状がはじまり、最後に痰の絡みが現れる人もいれば、痰が絡みはじめて風邪を引いたことに気づく人もいます。

症状の現れ方には個人差がありますが、細菌感染による痰は色が黄色や黄緑色に近く、粘性が強くドロッとしているのが特徴です。

2-2.気管支炎

痰が絡む原因となる病気のひとつに、気管支炎があります。 気管支炎は気管支に炎症が起こることを言い、痰の絡んだ咳が特徴的な症状です。風邪やインフルエンザに続いて起こることの多い急性気管支炎の場合は症状が90日以内で治まることが多いので、それより長引くようなら慢性気管支炎が疑われます。

慢性気管支炎は慢性の肺疾患を患っている人や喫煙者がなりやすく、症状が数年に渡って続く場合も珍しくありません。痰の絡んだ咳と共に聴診時にヒューヒューという喘鳴が見られる場合は、気管支炎が原因と考えて間違いないでしょう。医療機関で適切な治療を受けるようにしてください。

2-3.肺炎

肺炎が原因で痰の症状が現れる場合もありますので、他にどのような症状があるかしっかりと見極めて早期に治療することが大切です。肺炎には気管支肺炎と大葉性肺炎、間質性肺炎の3種類がありますが、いずれも主な症状は咳・発熱・痰だと言われています。

特に、細菌性の肺炎は黄色もしくは緑色の膿のような痰が出て、咳が激しくなって咳をするたびに胸の痛みが強くなるのが特徴的です。呼吸が苦しいほどの激しい咳や高熱が続き、痰が絡んでいる場合は、肺炎を疑って早急に医療機関を受診するようにしてください。

3.どのように対処すればいいの?

痰が絡むと喉にへばりついている感じが大変不快ですよね。どのように対処すれば痰の絡みを解消できるのでしょうか?

3-1.正しい痰の出し方をマスターする

痰が喉に絡んだとき、あなたはどうやって吐き出そうとしますか? たいていの人は咳をして痰を出そうとしますが、いくら咳をしても痰が出てこない場合もあるでしょう。無理やり吐き出そうとして力強く咳をして、喉を傷めてしまった経験がある人も多いはずです。

軽く咳をしても痰を吐き出せない場合は、咳ではなく息を吐き出すようにして痰を移動させるようにしてみてください。まずは息を吐き出すことで喉の奥にある痰を移動させてしまえば、軽く咳をすることで簡単に一気に吐き出せるはずです。上手な痰の吐き出し方をマスターすれば、喉を傷めることなく痰を解消できるでしょう。

3-2.水分を取る

痰は粘液の固まりなので、喉が乾燥すればするほど喉にはりつきやすくなります。まずは痰を喉からはがれやすい状態にしてあげなければ、簡単に吐き出せません。痰のべたつきを抑えて喉からはがれやすくするために、水分で潤してあげましょう。痰を柔らかくするためには、温かいお湯やお茶を飲んで水分を取ることがおすすめです。

3-3.部屋を加湿する

痰は吐き出してもまた喉に絡んできますので、乾燥して吐き出しにくくなる前に部屋を加湿しましょう。空気が乾燥していると痰が喉にはりつきやすくなってしまいます。加湿器で部屋の湿度を一定にしたり、水の入ったやかんを沸かして蒸気で加湿するのもおすすめです。

また、マスクを着用して喉が乾燥しないように心がけましょう。マスクをして喉を潤しておけば、風邪のウイルスが体内に侵入しても繁殖しにくくなります。

4.予防する方法について

痰の絡みを予防するためには日ごろからどんなことに気をつけていればいいのでしょうか。
痰や咳の予防方法をいくつかご紹介します。

4-1.こまめにうがいをする

痰の原因となる細菌やウイルスが体に侵入するのを防ぐことが一番の予防法です。病原菌やほこりなどの異物とともに粘液を取り除くためには、うがいが最も効果的でしょう。

うがいには喉を洗浄し刺激を与え、潤す効果がありますので、こまめにうがいをすることで痰の絡みを予防することが十分可能です。朝起きてすぐや人ごみから帰ったあとは、必ずうがいをするようにしましょう。

4-2.刺激物を避け、喉に良いものを積極的に取る

喉から水分を奪ったり粘膜をキズつけてしまうと、痰が絡んだときに上手く吐き出せなくなります。アルコールや辛(から)いもの、熱すぎるものは喉に刺激を与えてしまうので、できるだけ避けるようにしてください。

そして、「喉の調子が悪いな」と思ったときこそ、はちみつやレンコン・大根・しょうがなどの喉をいたわる食べ物を積極的に取るようにしましょう。普段から喉の調子を整えておくことで、痰がからみにくくなります。

4-3.タバコを吸わない

喫煙は軌道に炎症を起こし、咳や痰の原因になります。慢性の呼吸器疾患のほとんどは喫煙が原因で起こると言われていますので、喉が弱い人は普段から禁煙するように心がけましょう。人が吸っているタバコの煙に反応してしまうこともありますので、なるべくタバコを吸っている人に近づかないようにすることも大切です。

5.まとめ

痰の原因についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

  • 痰が出る・絡む原因は?
  • 症状から原因を探ろう
  • どのように対処すればいいの?
  • 予防する方法について

痰は体の正常な反応です。しかし、痰の問題が長引くなら、気管支や肺に深刻な問題がある可能性もあります。そのため、耳鼻咽喉科で診察してもらい、原因を突き止めましょう。痰を出すときは、無理にから咳(せき)をしてはいけません。状況がさらに悪化する危険もあります。

正しい手順で、喉を痛めずに痰を出しましょう。適切な処置があれば、痰に長く悩まされずに済みます。まずは、信頼できる耳鼻咽喉科で相談しましょう。


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